1995 カリン キュヴェ・CH ソノマ・カウンティ シャルドネ

ワイナリー

10年熟成させてから売りたい、飲みたいという深い願望はプロにも愛好家にもある。味わいの面から見れば多くの高級ワインにとって理想的な姿ではあるが、生産者にとってビジネス効率を考えれば現実的にほぼ不可能である。ワイン造りや流通もまた他の多くのビジネス同様「いかに早く売るか」が明暗を分ける。熟成のメカニズムはまだ完全には解明されていないが年月を経たワインには若いものにはない独特の深く複雑な風味が備わる。カリン・セラーズのオーナー、テリー・レイトンは、世の中の大半の高級ワインはそれがニューワールドであれ伝統的産地であれ、本来の素晴らしさが現れる前に飲まれてしまっていると嘆き、それを安定供給させるため自らが造ったワインを10〜15年熟成させてから出荷する。長い熟成に耐え得る高品質なワインを造る能力、豊富な資金、辛抱強さ……、全てを兼ね備えた者のみに許される手法で熟成感あふれるワインを世に送り出す。「湿度と温度がコントロールされた地下セラーで長年熟成されたワインには、ピュアな熟成感とともに第5の味覚である“旨味”が生まれる」とレイトンは主張する。旨味は日本人が昔から大切にしてきた味覚の一つだが、近年欧米でも理解や研究が進み最近はカリフォルニアでも洗練されたレストランなら"Umami"と言えば通じる。欧州の冷涼地のワインとはまた違う熟成のニュアンスを比較するのも一興だがそれを楽しめる機会は非常に稀だ。貴重な機会を安定して愛好家に与えてくれる貴重な造り手に感謝したい。 <長年の熟成によりコルクが大変もろくなっております。古酒に向いた器具をご使用の上、抜栓には十分ご注意頂ければ幸いです。なお、抜栓時のコルク損傷などによる返品はお受けいたしかねますので何卒ご理解の程お願い申し上げます。>

ワイン

ソノマ・コーストの冷涼エリアで1912年よりハインツ・ファミリーによって所有されるチャールズ・ハインツ・ヴィンヤード。1982年に植樹されたシャルドネはリトライやフラワーズなど広く尊敬を集めるトップクラスの生産者達がこぞって使うことでも知られる。冷たい霧と海風がもたらす冷涼な気候と石灰混じりの海洋性シェール土壌の畑で育つヘクタールあたり1.5-2tという低収量のブドウの供給を受ける。11ヶ月の発酵、熟成を経て丁寧に仕上げられた後、軽い清澄を経て1996年の夏にノンフィルターで瓶詰め。リンゴのようなクリスピーさ、熟した桃などの風味にローストしたナッツや蜂蜜など深い熟成の香りが重なる。複雑さとエレガントな酸味によるストラクチャのバランスが素晴らしい。カリフォルニアワインの熟成力を実感できる逸品。 ※経年によりコルクが大変脆くなっております。抜栓の際は慎重にお願い致します。

醸造

契約畑 / 発酵・ 熟成: フレンチオーク (50%新樽) にて11ヶ月

アペラシオン

Sonoma County

品種

Chardonnay

サイズ

750ml

コルク

アルコール度数

13.2%

MLF

100%

UPC

NONE

ボトル

7.5 x 30.0cm (1.3kg)

ケース

33.5 x 25.0 x 31.0cm (16.3kg)